戦前といや、江戸時代の頃の日本人の食は本当に素晴らしいものでした。

古事記の天壌無窮の神勅にあるように、日本は自然の恵みが豊かで肥えた土地が多く、農業を中心とした食料自給率100%の国でした。

発酵食の豊富で納豆、ぬか漬け、塩辛、なれずし、鰹節、みりん、酢、醤油、味噌、甘酒、日本酒、焼酎など、思い浮かぶのをざーっと上げただけですが、世界に1か国でこれだけ多くの発酵食品がある国が存在するでしょうか?

ところが、明治、大正、昭和、平成、令和と開国後、欧米列強との時代の荒波に飲まれて気がついたら、日本人の食卓にはどんなものが並ぶようになったのでしょうか?

食料自給率は40%を切っており、60%以上は外国からの輸入に頼っています。

食料自給率が40%を切ってる中で、農薬使用量は世界のトップ10に入っていますし、日本で認可されている食品添加物の数は約1500種類、そのうち天然香料約600種類を除いたとしても、900種類、アメリカが133、ドイツ64、フランス32、イギリス21と比較するとその多さに驚愕します。